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【綾辻行人*館シリーズ】読む順番を知るともっと作品が楽しくなる!おすすめの読む順番

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綾辻行人さんの名作、館シリーズ。「十角館の殺人事件」がHuluで配信され、関心が高まったという人も多いですよね。でも、館シリーズはたくさんあって、どれから読めばいいのかわからない!ということも…。今回は、館シリーズ全9冊、どういう順番で読めばいいのか、それぞれのあらすじ、見どころに触れながら紹介していきます。全部は読む時間がない!という人のために、厳選してこれだけは読んでほしい!という本も併せて紹介します。

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【綾辻行人*館シリーズ】おすすめの読む順番

綾辻行人さんの館シリーズは全部で9冊。現在、10冊目となる『双子館の殺人』は連載中となっています。

完結している9冊については、結論から言うと、出版順に読むのが正解です。

物語の中で、前作、前々作などに触れることが多いので、1から順に読んでいくのが、もっとも楽しめる順番となります。

①十角館の殺人
②水車館の殺人
③迷路館の殺人
④人形館の殺人
⑤時計館の殺人
⑥黒猫館の殺人
⑦暗黒館の殺人
⑧びっくり館の殺人
⑨奇面館の殺人

どうしても全部を読む時間がないけれど、綾辻行人作品を味わってみたい人におすすめなのは以下の3冊。

特に名作として人気が高く、ページ数もそれほど長いわけではないため、読みやすいですよ!

①十角館の殺人
③迷路館の殺人
⑤時計館の殺人

それでは詳しく見ていきましょう。

①十角館の殺人

綾辻行人さんの名作として非常に人気が高い『十角館の殺人』。館シリーズの記念すべき第1作目、そして綾辻行人さんのデビュー作です。ミステリーファンなら読まずにはいられない最高傑作です。

物語は、過去に殺人事件が起きた孤島に建つ、十角館での合宿を目的にした推理小説研究会のメンバーたちの訪問からスタートします。島で彼らを待っていたのは、予想もしなかった連続殺人事件でした。犯人を推理する中で、彼らは過去の事件の真相に迫りますが、最終的には想像もしていなかった結末が待っていました。

物語の終わり、「たった1行」が全てを変えると評されています。 アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』に対する敬意を表している作品です。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を読んでおくと、さらに物語を楽しめます。

ましろ
ましろ

その1行に出会ったら、思わず、そこまでのページを見直したくなりますよ。

②水車館の殺人

『水車館の殺人』は、「館シリーズ」第2作目で、仮面をつけた主人と孤独な美少女が住む、謎多き「水車館」を舞台にしたミステリーです。

前作『十角館の殺人』と同様、建築家・中村青司が設計に関わっており、探偵役は島田潔が務めます。過去と現在を行き来しながら物語が進行し、一年前の事件と現在発生する事件の謎を解き明かしていきます。

『十角館の殺人』ほどのインパクトはないものの、王道ミステリーを楽しみたい人にぴったりの作品になっています。

③迷路館の殺人

館シリーズ第3作目は、『迷路館の殺人』です。まるで迷路のような作りの「迷路館」に招かれた4人の作家たちが連続殺人事件に遭遇します。莫大な賞金をかけてミステリ小説を書くことになった作家たち。作品の舞台は迷路館、被害者は作家本人にするという条件が課せられます。作家たちは、自分が書いた通りの方法で次々に殺されていき…。

トリックが明かされた際の衝撃度が大きい作品。ミスリードに引っかからないように、と読み進めているのに、いつの間にか引っかかっているという面白さを体験することができます。

ましろ
ましろ

そこだったかー!と思わずうなってしまいましたよ

④人形館の殺人

館シリーズの中で少し変わった作品と評されることが多い『人形館の殺人』。シリーズ第4作目です。館シリーズは外界と閉ざされた場所で起きるミステリーを中心としていますが、閉ざされていない館でのストーリー展開はちょっと新鮮に感じます。

人形館は、顔のないマネキン人形が廊下の至る所に立っている不気味な場所です。主人公は何者かに狙われ始め、脅迫状が届き、近所で通り魔事件が続発します。旧友・島田潔に助けを求めますが…。

これまでの館シリーズとちょっと違う異色の作品で、好き嫌いは分かれるかもしれません。でも、真相がわかった時の衝撃度はかなり大きくて面白いですよ!

⑤時計館の殺人

第5作目は『時計館の殺人』です。主人公は出版社の企画で大学のミステリー研究会のメンバーとともに京都の時計館に滞在することになります。時計館の旧館は、鉄製のドアで閉じられ、内側からは開けられないようになっています。ここで、3日間の心霊現象調査が行われる中、次々とメンバーが殺されていきます。

閉ざされた館である旧館と、オープンなスペースである新館という2つの場所で物語がそれぞれ進行。過去の連続殺人事件との関連を探る中、衝撃の結末が明かされていきます。

大胆なトリックに驚かされた作品。館シリーズの中で個人的にかなり好きな1作です。

⑥黒猫館の殺人

館シリーズ第6作目の『黒猫館の殺人』は壮大な仕掛けに驚かされるミステリーです。

ホテル火災で重傷を負った老人は、大火の中からノート1冊を抱いて救出されます。そのノートに書かれていたのは「黒猫館」の管理人の日常。鹿谷門実と江南孝明は老人から依頼を受け、黒猫館で何が起きていたのかを探り始めます。

違和感を感じるのに、それがなにかわからないもどかしさが楽しい作品。スケールの大きさに圧倒されますよ。

⑦暗黒館の殺人

館シリーズの中でも特に長いことで有名な『暗黒館の殺人』。なんと文庫で全4巻の長編となっています。

九州の奥深く、湖に浮かぶ島にある暗黒館。北館・西館・南館・東館と4つの館に分かれ、3階建ての塔があり、すべての建物は真っ黒に塗られ、まさに暗黒館と呼ばれるにふさわしいと言えます。

学生の中也は浦登玄児に招かれ、暗黒館を訪れ、謎めいた出来事に巻き込まれていきます。18年前の暗黒館の事件、そしてダリアの宴など、ミステリーというよりホラー要素が強いかもしれません。

他の館シリーズとは少し趣が違う本作。これまでの作品を読んでいるとより楽しめる要素がありますよ。

⑧びっくり館の殺人

『びっくり館の殺人』はシリーズ第8作目の作品。ミステリーというよりもホラー要素を強く感じる作品かもしれません。

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。館に住む少年と友だちになった三知也たちは、少年の祖父が演じる異様な腹話術劇におののくが…。クリスマスの夜、ついに密室殺人が勃発。戦慄の真相に衝撃を受けます。

これまでの作品とは違い、少年たちの視線で物語が進行。子供向けに書かれたということで、読みやすく、するすると読み進められます。館シリーズの番外編といったイメージが近いかもしれません。

⑨奇面館の殺人

館シリーズ第9作目の『奇面館の殺人』は、王道クローズドサークルの吹雪の山荘をモチーフにした作品です。季節外れの吹雪で孤立している奇面館に招かれたのは、6人の客。それぞれ仮面をかぶらされてしまいます。そんな中、頭部と両手の指を切り落とされた死体が見つかり…。

正統派のミステリーと言える本作は、最後の最後まで細かく伏線を回収していきます。綾辻行人さんらしい技巧を駆使したミステリーです。

どうしても時間がない人におすすめの3冊は『十角館の殺人』『迷路館の殺人』『時計館の殺人』

全9冊をすべて、順番通りに読んでいくのが館シリーズを最も楽しめる読み方です。ですが、時間がない人や、すべてを読むのは大変…と思ってしまう人は、まずこの3冊を読むのがおすすめ。

この3冊を読むと綾辻行人らしい王道ミステリーとアッと驚く衝撃を楽しむことができますよ。この3冊を読み終わると、きっともっともっと読んでみたい!と思ってしまうことでしょう。

✓時間がない人におすすめの3冊
①十角館の殺人
③迷路館の殺人
⑤時計館の殺人

『十角館の殺人』がHuluでオリジナルドラマ化!

映像化が不可能と言われてきた『十角館の殺人』。2024年3月22日、huluでオリジナルドラマ化されました。江南孝明役に奥智哉さん、島田 潔役に青木崇高さんがキャスティングされています。

ミス研メンバーは望月歩さん、長濱ねるさん、今井悠貴さん、鈴木康介さん、小林大斗さん、米倉れいあさん、瑠己也さんが演じています。

全5話で独占配信中です。

ましろ
ましろ

全話見ました!映像もきれいで、十角館らしい雰囲気の良さが素晴らしかったです。あの戦慄の1行を表現したシーンは必見!すでに読んで知っているのに、ぞわりとしましたよ。

まとめ|【綾辻行人*館シリーズ】読む順番を知るともっと作品が楽しくなる!おすすめの読む順番

館シリーズを読む、おすすめの順番は出版順です。物語の中で、前作、前々作などに触れることが多いので、1から順に読んでいくのが、もっとも楽しめる順番となりますよ。

①十角館の殺人
②水車館の殺人
③迷路館の殺人
④人形館の殺人
⑤時計館の殺人
⑥黒猫館の殺人
⑦暗黒館の殺人
⑧びっくり館の殺人
⑨奇面館の殺人

ほんの少しのホラー感と王道ミステリーが絡む綾辻行人さんの世界観がたっぷりと楽しめる館シリーズ。ぜひ、全部の作品を読んで、どっぷりと綾辻ワールドにはまってくださいね♪

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