子供が夜間や休日に、発熱したり、腹痛を訴えたりすると、とても心配ですよね。このまま、朝まで、月曜日まで待っていてもいいものかどうか、判断に悩むところ。
そんな時に利用できる医師往診サービスや医療相談サービスを知っていると安心!そこで今回は、覚えておきたい往診サービスや医療相談サービスについて、ご紹介します。ぜひ、覚えておいてくださいね♪
覚えておきたい往診対応してくれる医療サービス3選
具合の悪い小さな子どもを連れて、病院で長い待ち時間を過ごすのは辛いもの。自宅まで医師が来てくれる往診サービスを知っておけば、選択肢が広がります。
往診サービスも徐々に対応エリアが広がっています。まずは、お住いの地域が対応エリアかどうか、最新の情報を確認して利用してみてくださいね。(2023年6月現在の情報で執筆しています)
みてねコールドクター
みてねコールドクターは健康保険適用で利用できる、夜間・休日の往診サービスです。株式会社コールドクターが運営しており、400名の医師が登録されています。
みてねコールドクターの特徴
最短30分で医師が往診してくれる
子供だけではなく、大人や高齢者の方でも利用可能で、最短30分で経験豊富な医師が自宅まで往診に来てくれます。保険適用で、子ども医療助成制度も利用可能。大人の診察料は、平日や休日、時間帯によって変わります。
診察料の他に、往診の交通費として1,000円が必要。アプリからの依頼だと交通費が無料になります。(2023年6月現在)また、診察料の他に、検査費や処方薬など別途かかることがあります。薬はその場で処方してもらえます。
オンライン診療は24時間365日対応
ビデオ通話によるオンライン診療は、24時間利用可能。往診エリア以外に住んでいる人でも使えます。薬は近くの薬局で受け取るか、郵送してもらえます。
アプリの医療相談も24時間365日対応
専用アプリから電話で、医師や看護師に医療に関する相談をすることができます。なんと無料で24時間利用可能!(2023年6月現在、電話相談を一時的に停止しているそうです)
往診対応エリア
北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫、福岡、佐賀(2023年6月現在)
エリアによって、往診対応可能エリアが異なります。順次、対応エリアを拡大中ですので、最新状況は公式サイトでご確認ください。
■注意点■
・3か月未満の赤ちゃんは診察対象外です。
・オンライン診療のビデオ通話は専用アプリが必要です。
・地域によって、対応可能な診療科が異なります。
キッズドクター
キッズドクターは、夜間や休日など、病院にすぐにかかることが難しい時間帯に、子供の健康に関する不安をサポートしてくれるサービスです。株式会社ノーススターが運営しており、現役医師が往診してくれるサービスもあります。
キッズドクターの特徴
医師が自宅まで往診に来てくれる
対面での診察を希望しているときや、すぐに薬が欲しいときなど、医師に往診を依頼することができます。保険適用で、子ども医療費助成制度を利用して診察してもらえます(子供の場合)。地域によっては、交通費が必要です。薬はその場で処方してもらえます。
オンライン診療もできる
初診からオンライン診療が可能。自宅にいながらにして、ビデオ通話で医師の診察を受けることができます。こちらも保険適用で、子ども医療費助成制度を利用して診察してもらえます。(子供の場合)薬は、郵送で送ってもらえます。
無料のチャット相談が使える
子供の健康に関する悩みを看護師にチャット形式で、相談できます。しかも、料金は無料!病院に行くべきかどうか、迷った時などにも、現状を説明して、アドバイスをもらえます。(ご利用は月に3回まで)
往診対応エリア
北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫、福岡(2023年6月現在)
エリアによって、往診対応可能な地域が異なります。対応可能地域は順次拡大中ですので、最新情報は公式サイトでご確認ください。
■注意点■
・診療時間は地域によって異なります。アプリ内で、郵便番号から検索し、診療時間の確認が必要です。
・大人も診察してもらえますが、診察料が必要となります。
・兄弟姉妹など、一度に複数人も診療できますが、スタッフからの電話の際に相談が必要です。
ファストドクター
ファストドクターは、全国の医療機関で構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)。症状に応じて、トリアージを行い、救急病院を案内したり、夜間休日往診、オンライン診療などの医療選択の支援を行っています。
ファストドクターの特徴
往診が必要と判断されると、最短15分で医師が往診してくれる
電話にて往診が必要と判断されると、医師が最短15分で自宅まで往診に来てくれます。ドライバーがいるので、駐車場の心配もありません。80種類以上の薬・処置セットを持参して、往診してくれます。ポータブルレントゲンやエコー、白血球測定キットなど医療機器も揃っています。
検査が必要と判断されれば、その場で検査も可能。薬もその場で処方してもらえます。
診察後、最短1時間で薬をもらえる、オンライン診療
オンライン診療は全国が対象で、夜間、休日も365日、内科・小児科に対応しています。一部地域では、診察後、最短1時間で薬を届けてもらうことができます。専用メディカルスタッフが自宅まで届けてくれるので安心です。
料金は完全キャッシュレスでのお支払い
健康保険診療費+交通費(実費 最大960円)は、完全キャッシュレスでのお支払いです。クレジットカード・コンビニ後払いに対応しています。手元に現金がない時でも、安心して受診できます。
往診対応エリア
北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫、奈良、京都、福岡(2023年6月現在)
エリアによって、往診対応可能エリアが異なります。順次、対応エリアを拡大中ですので、最新状況は公式サイトでご確認ください。
■注意点■
・子ども医療証・ひとり親家庭医療証などの医療証が当日適用にならない場合があります。「往診」または「オンライン診療」を担当した医師が所属する医療機関が、患者の住んでいる地域外にある場合は、その場では医療証の適用がされず、後日自分で自治体での還付手続きをする必要があります。
いざという時、頼れる無料の医療系電話相談サービス4選
子どもの病気では、緊急性が高い状態なのかどうか、自分ひとりで判断するのはとても難しいですよね。そんな時、冷静に話を聞いて、状態を判断してくれる第三者の存在がありがたいもの。無料の電話相談サービスも押さえておくと安心です。
救急安心センター事業「♯7119」
救急で病院に行った方がいいのか、救急車を呼んだ方がいいのか迷った時に、かける電話が「救急安心センター事業」の「♯7119」です。
電話で医師や看護師、相談員と症状について話すと、どうしたらいいか、受診できる医療機関はどこかといったことを案内してくれます。
子ども医療電話相談事業「♯8000」
子どもの急な発病で、休日、夜間などに、救急で病院に行った方がいいのか、救急車を呼んだ方がいいのか迷った時に、かける電話が「子ども医療電話相談事業」の「♯8000」です。
電話で、小児科医師や看護師と症状について話すと、適切な対処法や受診する病院のアドバイスなどを受けられます。
全国統一の短縮番号「♯8000」を押すと、お住いの都道県の相談窓口に自動転送される仕組みになっています。
生命保険の付帯サービスの「電話健康相談サービス」
多くの生命保険会社では、付帯サービスのひとつとして「電話健康相談サービス」があります。生命保険会社によって、サービス内容は異なりますが、例えば、「24時間、フリーダイヤルで看護師などの医療スタッフが医療相談に応える」といったものや「自宅や職場などの近くにある夜間、救急対応の医療機関紹介」といったものなどがあります。
生命保険会社や契約によっては、契約者本人だけではなく、家族の健康相談ができる場合も。夜間の急な病気の際などに活用できるといいですよね。
自分が入っている生命保険の付帯サービスにどのようなものがあるかは、契約時の書類を見るほか、生命保険会社の営業時間中に契約内容について問い合わせておくと安心です。
たとえば、以下のようなサービスがあります。
アフラックの電話相談サービス「24時間健康電話相談サービス」
ネオファースト生命の電話相談サービス「24時間健康電話相談サービス」
クレジットカードに付帯の「電話健康相談サービス」
クレジットカードにも、付帯サービスのひとつとして「電話健康相談サービス」がある場合もあります。ただ、クレジットカードの場合、ゴールドやプラチナといったステータスの高いカードのみといった条件がつくものが多く、すべてのクレジットカードについているというわけではありません。
たとえば、以下のようなサービスがあります。
JCBゴールドカード「ドクターダイレクト24」
三井住友VISAゴールドカード「ドクターコール24」
【番外編】症状別で分かりやすい!おうちケアアプリ「教えて!ドクター」
往診サービスや電話サービスではありませんが、子どもの症状について迷った時に、とりあえず最初に見られるものがあると安心ですよね。ネットの情報は不確かなものも多いので、信頼できる情報を得られるとより安心!
こどもの病気とおうちケアのためのアプリ「教えて!ドクター」は長野県佐久市と佐久医師会が中心となって開発したアプリで、子どもの病気についての受診のタイミングなどが、症状を選択、タップしていくと分かるようになっています。
他にも、子育てマメ知識や災害と防災、予防接種スケジュールシミュレーションなど、子どもに関するお役立ち情報など、有益な情報もたっぷり!
ホームケアの情報のひとつとして押さえておくといいですね。
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おしまいに
夜間や休日など、なかなか病院に行けないときのために、往診サービスやオンライン診療について事前に知識を備えておくことはとても大切なことです。
いざという時に慌てずに済むよう、何もない時こそ、こうしたサービスについて学んでみてくださいね。